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【CAMP GREEB濱浦氏インタビュー後編】「売主にとっても学びを得られる最高の経験になる。」CAMP CREEB創業者が語るforestのブランド成長アプローチ、そしてブランド譲渡が自身の人生にもたらしたインパクトとは

2023.05.16 m&a

forestへのブランド譲渡の裏には、どのようなやり取りや決断、ブランドオーナーの想いがあるのでしょうか。今回は、2022年4月28日に成立した株式会社ヒラケドアおよび自社ブランドCAMP GREEBのM&Aについて、同社の創業者である濱浦賢治氏と、CAMP GREEBの運営に携わるforestの村上慧悟の対談をお届けします。(以下、敬称略)

前編ではブランド設立の経緯からforestへのブランド譲渡に至ったリアルな経緯についてお届けしました。 後編ではブランド譲渡後、濱浦氏とforestがタッグとなってどのような事業成長を図ったのか、またM&Aを通じた濱浦氏自身の生活の変化や次の挑戦についてお伝えします。

【CAMP GREEB濱浦氏インタビュー前編】「M&Aは人生のターニングポイント」副業での創業からforestへのブランド譲渡までのリアル


forest株式会社が、キャンプ用品ブランドCAMP GREEBを展開する株式会社ヒラケドアの株式を取得


譲渡して実感した、組織でブランド運営をする強み

村上:
「譲渡したからあとはよろしく」というブランドオーナーの方もいると思うのですが、濱浦さんには商品開発を中心にブランド運営に継続して関与いただき本当に感謝しています。譲渡してみて感じたことはありましたか?

濱浦:
仲間の大切さ、組織の強みを実感しました。私はずっとひとりで経営をしてきたものですから、組織になるとここまで対応スピードが上がるのかと。勉強になりましたね。

村上:
M&A後の成長を考える上で、組織の力でブランド成長を実現していくことは弊社のテーマでもあります。個人で運営していると、やるべきだとわかっていてもキャパシティ不足で取り組めないところがどうしても出てくるものです。例えば経営管理のシステマチックなモニタリングや、各ECチャネルの特性に合わせたマーケティング運用などですね。

CAMP GREEBでもforestのブランド運営チームでブランド成長に取り組みました。具体的には、経営管理の高度化による原価やマーケティングコストの最適化、チャネルの拡大、CRM強化、新商品開発などを並行して実施しブランド成長を実現しました。チャネル拡大についてはデジタルのみならず、アウトドア用品店などオフラインの販路開拓にも力を入れています。

濱浦さんには、ブランド譲渡後も商品開発で協業頂いています。こちらは譲渡前後で取り組みに変化はありましたか?

濱浦:
M&Aが成立したことで会社員を辞めたこともあり、商品開発に一点集中できるようになりました。何の業務でもそうですが、やはり一点集中したほうが高いパフォーマンスが出せますね。今まで見えていなかったリサーチ視点や工場との付き合い方がわかるようになり、プロ意識が洗練されていく感覚を味わっています。

ただ、譲渡後第1弾、第2弾の商品開発にはプレッシャーもありましたね。いつも以上にリサーチをし、これなら勝てるといえる高い確度で提案できたかなと。狙った通り売上が立って安心しました。


引き継いだブランドを“育てる”forest流ブランドマネジメント業務のリアル

濱浦:
私からは譲渡後のブランド運営に関する村上さんの業務についてお聞きしたいです。いかがでしたか?

村上:
事業責任者として事業計画策定や経営業務に携わるところからスタートしました。
運営もすべて引継ぎし、仕入れやサプライチェーン、マーケティング、カスタマーサポート、新商品開発など手を動かしながらキャッチアップしていきましたね。
事業計画策定に関しては、前職で経験のあるコンサルタントや事業会社の部長職のような肌感がありました。一方で小売業ならではのキャッシュフローの重要さは、ここまで精緻に事業を回すことがなかったため、ストレッチな経験になりましたね。

一方で、私としてはターゲットユーザーのニーズやペインへの理解をいち早くキャッチアップすることが重要と考えました。元々キャンプに馴染みはありませんでしたが、着任後はキャンプグッズを買い漁り、YouTubeやSNSでキャンプ情報をインプットし、頻繁にキャンプに出掛けました。
今ではすっかりキャンパーで、ユーザー心理もよく分かるようになりました。
キャンプは趣味的なカテゴリであることから、特にユーザーニーズ理解が重要なカテゴリだとは思いますが、やはりユーザー理解は現地現物が基本だと考えています。

開発中の新商品を携えてキャンプに繰り出し、改良点や販売時の訴求アイデアを練った


濱浦:
どのような方に適している仕事なのでしょうか。

村上:
まずはコンサルティングファーム出身者にとってはとても刺激的な環境だと思います。コンサルは経営計画を立てるところまでが仕事ですが、 策定した事業計画をもとに売上利益の形で数字が出るように施策を実施したり、チームマネジメントや取引先との折衝、キャッシュマネジメントなどある意味「社長業」を経験できるため幅が広がります。

同様に、メガベンチャーで事業を推進していた方にとっても、プロファーム出身の経営陣のもとハイレベルな経営とともに事業を推進出来る環境が魅力的かと思います。

あとはEC物販をやりたい方。副業に適したスモールビジネスとして多く取り上げられることから、EC物販を始めてみたいと思う方もいると思います。何もわからないところからのスタートとなると、ビジネススクールや情報商材などに頼るケースも多いと思うのですが、 forestであれば仕事から学べます。通常習得まで2年ほどかかる業務を3~5ヵ月で身に付けられたと思いますね。

CAMP GREEBでは濱浦さんに多大なるご協力をいただきましたが、今ではブランド運営に関する全領域でエキスパートを配置しており、 複数のブランド運営を通じて加速度的にナレッジが蓄積しています。そのため現在では入社後も効率的にブランド運営業務をキャッチアップできます。 また、組織としてまだ小規模なフェーズなので、私のような運営経験をまだまだ積めるでしょう。今のforestは入社するのに良いタイミングにあると思います。

※forestではブランドマネージャーをはじめ、ブランドマネジメントに関わるあらゆる職種で積極採用中です!

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※ブランドマネージャーの業務については下記の社員インタビューもご覧ください

外資系戦略コンサルティング企業から「ECアグリケーター」に惹かれてforestへ。ブランドマネージャー・安藤が語る、実践的な経営スキルをスピーディに身に付けられるBM業務の魅力



forestとのM&Aは売主にとっても実りある経験になる

村上:
CAMP GREEBは濱浦さんの商品開発への考え方がブランドを形作っていると思っています。より高品質を求めて商品改善を続けてきたので、メジャーブランドと比べてもレビューが良く、ユーザーからの信頼性の高さを感じますね。 有象無象の中国製ノーブランドメーカーなどが販売されているECモール上で「安価でも品質面で信頼出来る日本のブランド」という点がブランドのコアにあると思っていまして、引継ぎの際にも大切にしたポイントでした。
冒頭でもお話しましたが、自分自身がキャンパーになってアイテムを使うようになったことで、ユーザーにどこが刺さる商品なのかが理解できるようになりました。

濱浦:
既存商品の評価も上がっているのを見ていると、ブランドの前オーナーとして、改めて譲渡して良かったなと思えます。組織に巡り合い生んだブランドが育っていく様を見るのが今後も楽しみです。

村上:
そう言っていただけて嬉しいです。売却後の濱浦さんの今後の展望はいかがですか?

濱浦:
また次のブランドを立ち上げたいと思っています。今回のM&Aで組織の良さを知ったので、今度はひとりではなく仲間、同志とやっていけたらいいなと思っていますね。 組織作りへの思いを芽生えさせていただけたのが、今回の大きな利でした。

村上:
CAMP GREEBはforestとしても初期のM&Aなこともあって、濱浦さんには売却後にPMI(譲渡後の経営統合)に関わっていただき、こちらがもらってばかりだと思っていたので、今回のお話は非常に励みになりました。日本の小売業やEC業界のエコシステムにおいて、相互に得るものがあるいい事例となったということですね。

濱浦:
売主もforestから吸収できるものがたくさんありますよ。売却しなければわからない組織の流れ、戦略的に販売していく流れを見られたのは勉強になりました。Win-Winの関係を築けたと思いますね。

実際に譲渡するまでは、生みの親が実子(ブランド)を育てるのが一番だと思っていました。
創業者が一番商品理解もありますしね。譲渡をしたところで、ブランドに込めた思いを譲渡先にどこまで伝えられるのだろうかという不安もありました。人生に例えると、3~5歳の我が子を別の親に託すような感覚だったかなと。

ただ、今は生んだブランドを成長させるのは必ずしも自分でなければならないわけではないと思っています。かわいい子には旅をさせよというように、良い会社と巡り合えれば生んだブランドをもっと成長させられる。これからもCAMP GREEBをより多くの方に知ってもらいたいと願っています。


いかがでしたでしょうか。

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